シャボンの失踪

シャボンは自らワンドムーバを離脱した。
地球に降り立ったワンドムーバ(3人のPEVO星人とポクテキのシャボン)
その目的は地球侵略、つまり地球上にスポットを確認することだった。
地球に到達するほんの少し前、
シャボンはタイムスコープの結果の解析に成功していた。
それは、1でも0でもない厄介な結果だった。
1.現時点において、地球上にスポットは存在していない。
2.スポットにのみ反応するミルテスサーチシステム。その反応はアクティブ
つまり、スポットの存在を表している。
3.過去300年のミルテス反応の傾向を解析すると、それは少しずつ顕著になってきていることがわかった。

※ミルテスサーチシステム:PEVO星の鉱物を利用したスポット探査システム。

以上の結果から、シャボンは地球上にスポットが発生しかかっている、
つまり未成熟あるいは不完全なスポットは存在すると断定した。
しかし、シャボンはこの結果をワンドムーバの面々、1号、2号、3号には伝えなかった。
ワンドムーバの使命は、完全なるスポットを地球上に確認することであり、
不完全なスポットを確認した場合、脅威となりうるそれを消滅させる義務も担っていた。
不完全なスポットは、なぜ脅威となりうるのか。
スポットは絶対的存在。
それが不完全であるということは非常に危険な状態であると言えよう。
絶対的パワーを持つスポット。
バランスの崩れたスポットは狂気を生み出す。
例えば「抑圧する機能と解放する機能」
開放する機能が劣ってしまうと、スポットは抑圧のみを行使し、スポットは人々を劣化させる。
逆に抑圧する機能が劣ると、終わりの無い解放は暴走を生み人々が人々を劣化させる。
スポットはネクロマンサーと化してしまうのだ。
ゆえに、それが既に「不完全」なスポットであった場合、消滅させなくてはならない。
シャボンはそれが「未成熟」である場合、「完全体」に進化する過程を見守るべく、ワンドムーバを離脱し、単独行動をとることにした。
※PEVO星人の惑星侵略において同様の反応が確認された場合、通常はなんら躊躇することなく、ワンドムーバはそれを消滅させる。

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